声調概論 / 平声調、不規則声調、声調調和
声調の種類には大きく分けて、①平声調と②不規則声調がある。
①平声調 / 平らに続く音のこと。
「中音平声調」
ぺん、うーん(他)、たおだい、たおかん(等しい)、ぱーんだい(どのくらい)、
ぺんにゃん(なぜ)
「高音平声調」 やや高めの中域に始まり,そのまま平らに持続する。
ぼ・めーん、たおかん(等しい)、ちゃっくすあもーん(何時間)、てぃー(関係代名詞)
②不規則声調 / 途中から上昇・または下降する音。出だしの音の高さで幾つかに分類。
「低下降声調」 やや低めの中域,ないし次低域に始まり,低域まで緩やかに下降する。
ຂ້າ [khaa21〜31 ] 「殺す」
「下降声調」 高域から次低域あたりまで一気に下降する。
ຄ້າ [khaa52 ] 「商う」
「中高声調」
中高調[34] で,音節が平音節のとき,中域に始まり,次高域までわずかに上昇。
ຄາ [khaa34 ] 「とどまる」
高昇調[45]で, 音節が促音節のとき,次高域に始まり,高域までわずかに上昇。
ຂັດ [khat45 ] 「磨く」
「上昇声調」 次低域に始まり,高域まで緩やかに上昇。
ຂາ [khaa25 ] 「脚」
【声調調和】
音節が単独で発音されないとき,つまり複音節語の語末以外の音節であるか,
あるいは複音節語の語末の音節でも,
文中にあるときには,声調は一般になだらかに平滑化されます。
これを「声調調和」と言います。
ຫຼັງ /lǎŋ/ [laŋ25 ] 「背中」
ຫຼັງຄາ /lǎŋkháa/ [laŋ22 kháa34 ] 「屋根」
※第1音節(ラン)が上がりきる前に第2音節(カー)という音が連続するため、
結果として第1音節(ラン)の音が平音声調として平滑化されている。
地域差によって諸説あるが(5つとも6つとも)、
ここでは東京外国語大学言語モジュールに基づき、
ヴィエンチャン方言の声調が,「中平調」「低降調」「下降調」「中高調」「上昇調」の5つ
であると仮定し話を進める。
※詳細はhttp://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/lo/pmod2/6-1/1.html
※6声調を仮定する本によると「中音平声調」≒「中平調」のほかに、「高音平声調」
というものがあり、その本によると否定表現「ぼ・めーん」はいずれも「高音平声調」に
分類されている。
①平声調 / 平らに続く音のこと。
「中音平声調」
ぺん、うーん(他)、たおだい、たおかん(等しい)、ぱーんだい(どのくらい)、
ぺんにゃん(なぜ)
「高音平声調」 やや高めの中域に始まり,そのまま平らに持続する。
ぼ・めーん、たおかん(等しい)、ちゃっくすあもーん(何時間)、てぃー(関係代名詞)
②不規則声調 / 途中から上昇・または下降する音。出だしの音の高さで幾つかに分類。
「低下降声調」 やや低めの中域,ないし次低域に始まり,低域まで緩やかに下降する。
ຂ້າ [khaa21〜31 ] 「殺す」
「下降声調」 高域から次低域あたりまで一気に下降する。
ຄ້າ [khaa52 ] 「商う」
「中高声調」
中高調[34] で,音節が平音節のとき,中域に始まり,次高域までわずかに上昇。
ຄາ [khaa34 ] 「とどまる」
高昇調[45]で, 音節が促音節のとき,次高域に始まり,高域までわずかに上昇。
ຂັດ [khat45 ] 「磨く」
「上昇声調」 次低域に始まり,高域まで緩やかに上昇。
ຂາ [khaa25 ] 「脚」
【声調調和】
音節が単独で発音されないとき,つまり複音節語の語末以外の音節であるか,
あるいは複音節語の語末の音節でも,
文中にあるときには,声調は一般になだらかに平滑化されます。
これを「声調調和」と言います。
ຫຼັງ /lǎŋ/ [laŋ25 ] 「背中」
ຫຼັງຄາ /lǎŋkháa/ [laŋ22 kháa34 ] 「屋根」
※第1音節(ラン)が上がりきる前に第2音節(カー)という音が連続するため、
結果として第1音節(ラン)の音が平音声調として平滑化されている。
地域差によって諸説あるが(5つとも6つとも)、
ここでは東京外国語大学言語モジュールに基づき、
ヴィエンチャン方言の声調が,「中平調」「低降調」「下降調」「中高調」「上昇調」の5つ
であると仮定し話を進める。
※詳細はhttp://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/lo/pmod2/6-1/1.html
※6声調を仮定する本によると「中音平声調」≒「中平調」のほかに、「高音平声調」
というものがあり、その本によると否定表現「ぼ・めーん」はいずれも「高音平声調」に
分類されている。